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浄土平~10年越しの絶景を求めて~

今から10年前、『山登りを始めよう!』と思ったのは、雑誌 昭文社『ネイチャーウォーク〔関東・甲信越〕』に出会ってから。



心躍らされる山々や自然の写真がたくさん掲載される中で、福島県の浄土平の写真を見た瞬間、ビビっ!と電気のようなものが体中に流れ、『この景色が見たい!』と思い山登りを始めました。




しかし、自分でも良くわからないけど、山登りは始めたものの日々の生活の中でこの気持ちが薄らいでしまい、いつしか頭の中から消えていました。



ところが、最近になってある方と山登りを始めたきっかけについて話している時に、『あっ!』と思い出したのです。



そうだ、浄土平に行こう!


ということで、9月5日(金)20時30分、寝袋持っていざ福島県に向けて出発~



福島西ICから磐梯吾妻スカイラインを経て浄土平へ。



街灯ひとつない磐梯吾妻スカイライン



なんとなく怖い。



オバケや幽霊は信じてないけど、なんとく怖い。



怖さを紛らわすために音楽のボリュームをちょっとだけ大きくしたり歌っちゃったりして。



標高1400mあたりまでくると福島市の夜景と満点の星空がお出迎え。
部屋を暗くしてお楽しみください。




外気温は14℃



風は強めの西風が吹いている



さ、寒い、、、



とりあえず浄土平駐車場に行こう



更に標高を上げ、1600mの高さの浄土平駐車場に到着。
時刻は1時ちょっとすぎたあたり。
すでに5台くらい停まっていました。



びゅーびゅーと吹く西風と近くで噴出している火山性の噴煙が合いまって、かなり不気味な音を立てています。



あまりに怖いので、そそくさと寝袋に潜り込んで眠りにつきました。



4時30分
あたりはうっすら明るくなっています。


まずは吾妻小富士山頂を目指します。
といっても駐車場は標高1600m、吾妻小冨士は1707m、その差約100mの整備された登山道を登るだけで山頂に到達し絶景に出会えるのです。ご来光を拝みましょう。
















吾妻小冨士は約6000年前に噴火した火口の山。直径450mのダイナミックな火口はお鉢めぐりができます。


風が強いので、緊張のお鉢めぐり。
右も左も崖


あまりに尖ったところはどこが安全なルートか悩みます。



向かいにはオレンジ色に輝く一切経山



お鉢めぐりは20分くらいで1周できます。
登山道まで戻るとだいぶ明るくなり駐車場もよく見えました。




吾妻小冨士を下山してクルマに戻り、サンドウィッチとコーヒーで朝食。
身支度を整えていざ一切経山へ!



天文台脇の登山道からスタート。
一切経山は火山性の有害ガスが大量に噴出しているので、風向きによっては危ないようです。






強い西風が吹く浄土平湿原では、木々が東に傾いても強く生きています。


山はすっかり秋


ツキノワグマのフンが生々しく残る登山道。緊張が走ります。熊除けのスズよ! どうか僕を守っておくれよ。


空も秋色に


長い木道が始まります。
6年前に行った岩手県の八幡平以来の本格木道歩き。平坦もたまにはいいね。




酸ケ平湿原に到着し、木道のT字路を右に曲がると一切経山


酸ケ平避難小屋はかなり近代的
トイレ完備です。




避難小屋からはガレ場の登りです。


振り返れば東吾妻山と鎌沼


山頂まであとわずか


ご来光を拝んだ吾妻小冨士が眼下に見えました。
いきなりドカーンと現れるのでかなりびっくりします。
これを見て宇宙を感じるのは僕だけでしょうか。


平らな山頂が見えた


山頂到着~
なんて書いてあるかと思えば、『空気大感謝塔』です。全人類を代表してどなたかが建立されたのでしょう。あまりのスケールの大きさに少しだけ笑ってしまいました。


山頂の北側からは五色沼と山形県の山並みが一望できます。
五色沼は別名『魔女の瞳』と呼ばれ、神秘的なコバルトブルーが印象的でした。


一切経山には、その昔、仏教経典の一切経が埋められたという言い伝えがあります。この地域もやはり山岳信仰が盛んなようです。


再び酸ケ平湿原に戻り、木道を進みます。




まもなく、山登りを始めるきっかけとなった鎌沼に到着。
少しだけ雲が出てきたので、雑誌のような青さは無いけど、ここが山登りを始めるきっかけとなった場所ということで、かなり感慨深いものがありました。


この時期、鎌沼付近にあるお花畑ではリンドウが満開。贅沢な木道です。







天に届きそうな木道をさらに進みます。






松ぼっくりのお墓


姥神石像でUターン


木道十字路を右に曲がると


東吾妻山の登山道入口です。


またしても藪コギか!


下は藪&ドロでも見上げれば青空


30分間の藪コギの後、植生が一気に変わり見晴らしが良くなります。
山地まであとわずか!


東吾妻山山頂に到着。ここもかなり広い平らな山頂で眺望はバッチリです。


一切経山も良く見えます。


磐梯山と雲海


西吾妻山


紺碧の空、遠くつながってる。




この贅沢な景色を見ながら山ランチしようとバーナーを用意したつもりでしたが、、、、



バーナーだけが無い。。。



完全に自宅に忘れてきてしまいました。
山登り始めて初の事です。



カップ麺とコーヒーのためのお湯を沸かすだけの予定だったので、他におにぎり2個持ってきていて良かった。



景色を十分堪能したので、下山します。




藪コギ、ドロ、木道の繰り返し








途中の展望台から見えた裏磐梯三湖


遠くに猪苗代湖


雲がかかる安達太良山


磐梯山と裏磐梯三湖


磐梯山、安達太良山、西吾妻山の三つの百名山に見守られているようです。


次は、このどれかにチャレンジしよう!


景場平湿原には池塘がたくさんあります。







ここまでもすでにドロだらけ。
スパッツすればよかった。


苔むす倒木


二段ハシゴ


ここまで来ると、いよいよ磐梯吾妻スカイラインを通る車の音が聞こえてきます。


磐梯吾妻スカイラインに出たと思ったら



スカイラインの脇のルートを歩きます。
新奥の細道だとか。




まだまだ池塘があります。
水面に写った飛行機雲


空には同じ飛行機雲


ヤマハハコ


吾妻山荘
その佇まいに歴史を感じます。


ようやく浄土平駐車場に戻りました。




山の後は温泉!
ということで、今回は鷲倉温泉へ。


ph5.6の弱酸性、単純硫黄泉は湯の花がたっぷりの乳白色、濁り湯好きにとってはたまらない温泉でした。




いつもの山登りに比べてアップダウンは少なかったものの、絶景を楽しみながら歩く約16kmの道程に大満足でした。


忘れかけていた気持ちを思い出させてくれた事、そして10年の時を超えて絶景に出逢えた事、自由に山登りさせてもらっている事、様々な感謝の気持ちでいっぱいになりました。



【今回の記録】
ネットタイム:5時間52分
グロスタイム:6時間25分
歩行距離:15.9km
最大標高差:410m
延標高差:589m



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コメント

非公開コメント

こんばんは。
私も大好きな山です。
近ければ何回でも通いたいところです。
熊の糞がありましたか。いるんですね。
火山に樹林に湿原といろいろコンパクトに
楽しめるのが魅力ですね。

色んな景色が楽しめて、いい山ですね♪
湿原もあって、すごく魅力的な場所♪
さうすさんがこの場所に惹かれていたのが、分かります!
流れる曇がすごーくキレイで山頂で座ってる姿がなんとも、気持ちよさそうです♪
そして、バーナー忘れちゃったんですね(^_^;)
私は箸をよく忘れます。ショックですよね~(^_^;)
たけど、おにぎりあって良かったですね(*^_^*)

Re:

ブルさん

いつもコメントありがとうございます。

天気さえよければ色んな表情の絶景が楽しめるのは間違いないですね。
ただ、確かに遠いですね(^^;;
ウチからも往復530kmですから、滅多に行けないですね。

ビジターセンターで得た情報ですが、ここにはたくさんの野生動物がいるようですね。
ウソなんていう鳥もいるみたいですよ。

次は百名山のうちどれかに行きたいと目論んでいます。

Re:

yamatoumiさん

いつもコメントありがとうございます。

火山、湿原、お花畑、藪漕ぎと、様々な表情でまったく飽きなかったです。
快晴よりも雲があった方が絵になりますしね。
遥か遠くまで広がる空と雲を見てるだけで、来てよかったなぁ〜って感じでした(^.^)

バーナー忘れも笑えますが、箸忘れも笑えますね(^^)
食べられるものはあるのに、、、色々と工夫している様子が目に浮かびますね。
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